輪郭形成
顎先(オトガイ)・下顎(Vライン)・エラは、それぞれ骨格へのアプローチが異なる3つの施術です。骨格の状態やご希望に応じて、単独で、あるいは組み合わせてご提案しています。
こんなお悩みはありませんか
オトガイ形成術
オトガイ(顎先)は、顔の下半分の印象を決定づける非常に重要なパーツです。わずかな位置や形状の違いでも、横顔や正面のバランスに大きく影響します。
顎先が後退している場合には、口元が前に出て見えたり、輪郭全体がぼやけた印象になることがあります。一方で、過度に突出している場合には、輪郭が強調され、硬い印象を与えることもあります。
オトガイ形成術では、顎先の骨を切離し、前後・上下・左右に精密に移動させることで、顔全体のバランスを整えます。特に横顔においては、鼻先・口元・顎先の関係で評価されるEラインを意識しながら調整を行い、より自然で調和のとれた輪郭を目指します。また正面から見た際のフェイスラインの連続性や左右差の改善にも有効です。
下顎が長く見える、あるいは大きく見える方に対しては、顎先の位置や長さを調整する小顔整形(小顔手術)として、すっきりとした小顔印象へと導くことが可能です。反対に、顎が引っ込んで見える場合には、適度に前方へ移動させることで、横顔のバランスを整え、より洗練された印象をつくることができます。
さらに、輪郭全体の印象を大きく変えたい場合には、下顎角(エラ)形成やVライン形成術などと組み合わせることで、骨格レベルからトータルにデザインすることも可能です。
Vライン形成術
Vライン形成術は、下顎骨(エラ)から顎先にかけての骨格を整えることで、フェイスライン全体をシャープで洗練された印象へ導く治療です。顔の下半分の輪郭は、正面・斜め・横顔いずれの印象にも大きく影響するため、単に細くするだけではなく、全体のバランスを考慮した設計が重要となります。
エラの張りが強い場合には、下顎角の骨を適切に調整することで、外側への広がりを抑え、すっきりとした輪郭を形成します。また顎先の幅や形状も同時に整えることで、直線的な輪郭から自然な曲線へと移行し、より柔らかく上品な印象をつくることが可能です。
Vライン形成では、骨の削除量だけでなく、どの位置からどのように連続性を持たせるかが仕上がりを大きく左右します。過度な切除は不自然な印象や機能的な問題につながる可能性があるため、顔全体のバランスや軟部組織の変化を踏まえながら、慎重にデザインを行います。
下顔面をすっきり見せたい方や、輪郭にメリハリを持たせたい方に適した治療ですが、より精度の高い仕上がりを目指す場合には、オトガイ形成術を併用し、顎先の位置や形態を同時に調整することが有効です。これにより、フェイスライン全体の連続性が高まり、より自然で完成度の高い輪郭形成が可能となります。
エラ形成術
エラ形成術(下顎角形成)は、下顎骨の外側に張り出した部分を調整することで、フェイスラインをすっきりと整える治療です。エラの張りは顔の横幅や下顔面の印象に大きく影響し、輪郭が四角く見える、あるいは重たい印象につながることがあります。
エラ形成では、単に骨を削るのではなく、下顎角から顎先にかけてのライン全体をどのように繋げるかが重要になります。過度に角を落とすだけでは不自然な輪郭になる可能性があるため、骨の厚みや形状、左右差、さらには軟部組織の変化も考慮しながら、自然な曲線を描くようにデザインしていきます。
外側への張り出しが強い場合には、適切な範囲で骨を調整することで、顔幅を抑え、より洗練された印象へと導くことが可能です。また、下顎全体のバランスによっては、Vライン形成やオトガイ形成術と組み合わせることで、フェイスラインの連続性を高め、より完成度の高い輪郭を目指すことができます。
エラ形成は、輪郭の印象を大きく変える可能性がある治療である一方、変化の出し方を誤ると不自然さにつながる繊細な領域でもあります。当院では、骨格だけでなく、術後の軟部組織の動きや全体の調和を踏まえたうえで、自然で違和感のない仕上がりを重視した治療を行っています。
咬筋が発達しているために輪郭が張って見える方は、手術によるエラ形成と、その後のボトックス注射で咬筋を痩せさせる方法との併用が望ましい場合があります。咬筋が発達している方へのボトックス注射も行っておりますので、一度ご相談ください。
当院の輪郭形成の特徴
オトガイ形成・Vライン形成・エラ形成はいずれも骨切りを伴う施術です。当院では、超音波による骨切削装置を導入しています。いわゆるピエゾサージェリーを生み出したMectron社のPiezosurgeryのほか、ストライカー社の最新の電動デバイスも備え、部位や骨の状態に応じて使い分けています。なお、頬骨の張りが気になる方には、頬骨形成術(頬骨骨切り)についてもご相談いただけます。
輪郭形成は骨格に直接アプローチする施術のため、CT等による事前診断のうえ、術式・費用を個別にご案内いたします。効果・仕上がりには個人差があり、腫れなどのダウンタイムやリスク・副作用についても、施術前に医師より十分にご説明いたします。自由診療のため保険は適用されません。
よくある質問
Q.手術時間や麻酔方法は?›
A. 全身麻酔(経鼻挿管)で行い、内容にもよりますが手術時間は約2〜3時間が目安です。
Q.顔の外側に傷は残りますか?›
A. 口腔内からアプローチするため、基本的に顔の外側に傷はできません。縫合糸も吸収糸を使用するため、通常は抜糸の必要もありません。
Q.術後、唇や顎のしびれは残りますか?›
A. 術後に唇周囲のしびれ・感覚鈍麻が出ることがありますが、多くは一時的なもので、数ヶ月から半年ほどかけて回復していく傾向があります。
Q.噛む力が弱くなることはありますか?›
A. 咬筋を操作するため、術後一時的に噛む力が低下することがありますが、経過とともに改善していきます。
Q.エラの張りが筋肉(咬筋)による場合も手術が必要ですか?›
A. 咬筋の発達が原因の場合は、エラ形成手術にボトックス注射(咬筋)を併用するご提案をすることもあります。