このケースは30年以上前に挿れたシリコンプロテーゼの抜去をいたしました。
シリコンの形態は、ケースによって異なるため、抜去のみの場合の結果は計算しにくいところがあります。ですが、希望に応じて鼻先のシャープさを残すために耳介軟骨移植の併用を行う場合や、肋軟骨を用いて置き換えることも可能です。
また抜去だけの希望の方についても最低限の鼻尖の縫合による形成を加えて少しでも抜去のみでの変形を小さくするよう心がけています。
また石灰化といってシリコンの周りが硬くなってしまっている場合、その硬くなった部分を可能な限り除去します。
私自身は、極めて丁寧に除去作業を実施しておりますが、皮膚に石灰化部分が張り付いているような場合など、皮膚へのダメージが心配されるような場合は、除去仕切れない場合もあります。
またシリコンではない他の人工物が入っている場合には、周りとの癒着が強く、抜去が極めて困難な場合もございます。そのような場合などは、切開をクローズからオープン法へ移行させていただく場合があります。あらかじめ術前にご説明いたしますのでご安心ください。