唇顎口蓋裂に伴う症例では、
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これまでに複数回の手術が行われている
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瘢痕や軟部組織の影響が強い
といった背景があるため、
骨の移動量と見た目の変化が一致しにくいという特徴があります。
そのため、通常の顎変形症とは異なり、
より高度な術前評価と術中判断が必要となります。
骨格の計算だけでは不十分な理由
顎矯正手術では一般的に、
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レントゲン
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CT
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セファロ分析
などを用いて骨格の移動量を計画します。
しかし実際の仕上がりは、
皮膚・筋肉・瘢痕といった軟部組織の影響を強く受けるため、
骨格データだけでは完全には予測できません。
最終的な仕上がりを決めるもの
そのため手術では、
👉 術中に実際の組織の状態を確認しながら
👉 ミリ単位で微調整を行う
ことが不可欠です。
この調整は、
機能だけでなく審美的なバランスをどこまで高められるかに直結します。
症例の概要(今回のケース)
本症例では、
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上顎の位置関係は良好
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下顎の前後的なずれが主体
であったため、
👉 下顎枝矢状分割術(SSRO)のみで対応しました。
また、男性症例であり、
術前からオトガイ(顎先)のボリューム不足が予測されたため、
👉 オトガイ形成を同時に実施しています。
治療結果
術後は、
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咬み合わせの改善
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横顔のEラインの改善
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正面からのバランス向上
が得られました。
※プライバシーの観点から写真の掲載は控えています
当院の治療方針
顎変形症の治療において大切なのは、
「咬み合わせを治すこと」だけで終わらせないことです。
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骨格
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軟部組織
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全体の輪郭バランス
を総合的に評価し、
機能と審美の両立を目指した治療を行っています。
カウンセリングについて
唇顎口蓋裂に伴う顎変形症は、症例ごとに条件が大きく異なります。
当院では医師が直接カウンセリングを行い、
現在の状態と改善可能な範囲を丁寧にご説明いたします。
札幌市内はもちろん、北海道各地からのご相談もお受けしております。
まずはお気軽にご相談ください。
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