肋軟骨移植
長期的安定性に優れる自己組織
自己組織のため感染や拒絶反応のリスクが低く、長期的安定性に優れます。また、鼻柱基部や小鼻基部への軟骨移植(いわゆる「貴族手術」や「猫手術」)も同時に可能です。肋軟骨採取部(胸部)に小さな傷ができますが、時間と共にかなり目立たなくなります。
女性では下着のラインに合わせて数センチの皮膚切開を行い、必要な長さの軟骨を摘出して縫合閉鎖します。この時の縫合は専用針を用いて極めて精密に実施しております。
耳介軟骨移植
耳の形に影響のない部位から採取
耳の後面から切開して耳の形に影響のないところから軟骨を採取します。いわゆるイヤホンが入るところあたりを主に使用します。軟骨採取したところは、空間ができてしまうと浮いて術後の出血や血腫、形が変わるなどのトラブルとなりますので、特殊なガーゼを敷き詰めるようにして、翌日(翌々日)までガーゼを縫合固定します。
シリコンプロテーゼ移植
身体への侵襲が少ない人工素材
シリコンは、身体のどこかから採取するような侵襲がないことが一番のメリットです。また肋軟骨に比べてしなやかであるため、触った時の柔らかさなどの長所もあります。一方で、あくまでも身体にとっては異物ですので、感染が生じた時は抜去が必要であったり、将来的に上の皮膚が薄くなってしまうなどの、やむをえない術後合併症のリスクは伴います。
既製のプロテーゼもそのまま挿入するのではなく、鼻根部から鼻尖にかけてのカーブや正面から見た際の幅・厚みのバランスを確認しながら、削合・調整を加えたうえで使用しています。
真皮脂肪移植(Dermal fat)
小さな隆鼻に適した自己組織
腹部や臀部などから皮膚の深いところの成分と脂肪をつけて移植します。軟骨やシリコンと異なり、厚みを出すのはほぼ不可能なため、隆鼻の程度が小さい方にのみ適応となります。自身の組織なので異物反応はもちろんありませんし、軟骨をいただくことに比べると、体への侵襲が小さいことはメリットです。
効果・仕上がりには個人差があります。適した素材・術式は骨格やご希望に応じて異なりますので、カウンセリング時に医師より詳しくご説明いたします。腫れ・内出血などのダウンタイムやリスク・副作用についても、施術前に十分にご案内いたします。